こんにちは!デザイン室のHamiです。
今回は「デザイナーの今後とAI活用について」をテーマとし、後半ではAIチャットサービス「ChatGPT」に質問を投げかけながら、書いていきたいと思います。
AIと私たちの関係
そもそも、AIという言葉自体は1950年代の昔から存在していて、機械学習→自動形成システム→深層学習(ディープラーニング)というかたちでこれまでに発展しています。今年から自然言語処理を行うChatGPTのようなサービスが出てきて、いよいよ人間の能力を超えるレベルの技術まで発展してきています。
今や、AI(人工知能)のサービスは、私たちの生活に欠かせない存在。AIによる自動化や効率化が進む一方で、今後このような便利なツールを使いこなすスキルが重要になっていくと感じています。
今後デザイナーの仕事はなくなるのか? AIにおけるデザインの重要性とは
AIは、一般的には人間と異なり、感情や価値観、センスなどの要素を持っていません。そのため、サービスを提供する際に、ユーザーが好むような美的感覚や感情を惹起するようなデザインを採用することが必要です。
また、AIによるサービスは、多くの場合、ユーザーにとって新しいものであるため、初めて触れるユーザーにとっては親しみやすく、使いやすいデザインを採用することが大切です。
それでは具体的に、どのような使い方ができるでしょうか?
最近注目されているChatGPTに、活用方法を聞いてみました。すると以下の3つについて回答をもらいました。
- アイデア出しのサポート:ChatGPTは自然言語処理に優れているため、デザインに関するアイデアの出し方をサポートすることができます。例えば、「この商品のパッケージデザインをどのようにすれば、より魅力的になるか?」など、悩んでいる問題をChatGPTに投げて、アイデアを引き出すことができます。
- デザインの改善提案:ChatGPTは、画像認識や文章生成などの技術を使って、デザインに関する改善提案を行うことができます。例えば、あるデザインについて、「色使いが悪い」というフィードバックがあった場合、ChatGPTにそのデザインを投げると、どのような色が適しているか、どのような配色が美しくなるかなどの提案をしてくれます。
- デザインの説明資料作成:ChatGPTは、自然言語処理の技術を活用して、デザインに関する説明資料の作成をサポートすることができます。例えば、あるデザインについてクライアントに説明する際に、ChatGPTにそのデザインの説明を依頼することができます。ChatGPTは、そのデザインの特徴や意図などを適切に伝える文章を自動生成してくれます。
ただ一方で、倫理的な問題についてChatGPTから以下のような興味深い指摘がありました。
AIのサービスにおける倫理的な問題
「AIのサービスには、倫理的な問題があることも考慮する必要があります。AIが人間に代わって決定を下す場面が増えるなか、その決定が倫理的に正しいかどうかは重要な問題です。こうした問題に対処するためにも、デザイナーは倫理的な観点からUIやUXを設計し、エンジニアはAIのモデルに倫理的な原則を組み込む必要があります。」
とのことでした。
今後デザイナーに求められること
つまり、さまざまな場面において、AIから助言やサポートをもらうことは可能ですが、AIを活用していく上で最終的な判断を下すのは人間である(べき)ということ、そして、今後デザイナーには「人にとって心地の良いものか」という視点と「どうあるべきか」に対する判断力が求められていくということだと考えられます。
人間中心設計(HCD)とは一体何なのか、文脈を理解し、定義していく力や言語化していく力がより一層必要になっていくように感じます。
みなさんはAIを活用するとしたら、どんなデザインをしていきたいですか?