本シリーズでは、イギリスの位置情報広告「Blis」が世界中で導入されている事例を取り上げていきます。
本記事では、イタリアでの取り組みの成功事例を紹介していきます。
ハインツイタリアがBlisのロケーションターゲティングを利用して店舗への来店を促進し、3.8%の売上アップを達成しました。
●課題
ハインツイタリアは、ブランドの認知度を高め、国内の特定のスーパーマーケット店舗への来店を促したいと考えていました。
●どのように解決したか
Blisのプライバシー・ファースト・アクティベーション製品であるリアルタイム・ターゲティングを利用することにより、関連性の高い消費者を特定のスーパーマーケットの店舗に誘導することで、効果的に購買意欲を高めることができました。
- 選択された店舗のいずれかを訪れたオーディエンスをターゲットとし、家庭内で接続されたすべてのデバイスを再ターゲティングすることで、すべての購入意思決定者にリーチしました。
- 選択された店舗に近接するオーディエンスを対象に、店舗へのドライブを行動喚起しました。
キャンペーン概要キャンペーンの主な目的は、イタリア国内の608店舗の厳選された店舗に来店してもらい、「お好きなようにお召し上がりください-シェフとのディナーを勝ち取りましょう」というコンテストへの参加を促すことでした。消費者は、好きなハインツのソースを2つ購入し、そのレシート情報を使って抽選に参加することができる、という仕組みです。
●クリエイティブ
このユニットのクリエイティブは、ユーザーが地図をクリックして好みの店舗を選び、選んだ店舗へのルートを提供するというものです。
●店舗訪問レポート
ハインツイタリアは、Blisのトレンド&インサイトレポートとIRIのセールスアップリフト測定を使用して、セールスアップリフトと売上増加の合計額を追跡することで、キャンペーンの影響を測定することができました。
結果と考察
広告掲載後7日間、店舗訪問を追跡しました。
この時点で、240,361人のユニークモバイルデバイスが露出し、13,364人のユーザーが店舗にコンバージョンし、FTRは5.56%となりました。
来店率はカテゴリーベンチマークを上回りました。
主要な場所で検知されたオーディエンスにリーチすることで、ブランド認知と来店率の向上に大きな効果がありました。
・来店率(ベンチマーク0.1-1.50%):5.56%
・CTR (ベンチマーク 0.5-0.8%):0.78%
・来店増加率:44%
・来店頻度:17.40
・全来店者数:13,364人
・ユニークモバイルデバイス数:240,361
・売上増加率:3.8%
参照元:https://blis.com/heinz-italy-case-study-2/
Blisについて
Blisは世界の15億のモバイルデバイスにリーチすることで、世界のトップブランドや代理店が、より多くの消費者とエンゲージメントを構築し、マーケティング効果を最大化できるようサポートする、位置情報広告配信プラットフォームです。位置情報から人の行動をマッピングする独自のテクノロジーを用いて、世界のトップブランドや代理店がグローバルに消費者を把握・リーチしながらエンゲージメントを構築しています。また、特に「ステイホーム」を余儀なくされる現在の環境下において、Blisが蓄積してきた膨大なデータは将来の消費者行動を予測する上で大きな役割を果たします。私達は英国・Blis社と、日本総代理店「Blis Japan」として提携しています。なお、同社のプロダクトは日本初進出です。