こんにちは。Hamiです。
今回は、私が最近使っているAdobe XDのお話をしようかと思います。 今年はほとんどこのツールしか使ってないほど使っていたので、振り返りを含めて書きたいと思います。
もともと、PhotoshopやIllustratorを中心に使ってましたが、このツールにしてから手を動かす時間が減り、フィードバックも気軽にもらえるようになりました。そんなとても便利なAdobe XDなのですが、使い方を間違えると、悲しいことがおこります。
1. 本質的なところが見えにくくなりがち
ある程度色・形・レイアウトを簡単に整えられるがために、見た目のところに気がとらわれがちになり、デザインで何を実現しなければいけないのか、というところの議論がしにくくなります。 よって、後になって修正する回数が増えてしまう、ということが起こってしまいました。
2. どんなプロトタイプでも完結できてしまう
例えば、サービスのプロトタイプをAdobe XDで作っているとき、ある程度まで動きを見せることができます。 でも、実際は不意にエラーページに飛んでしまったり、データの読み込みが遅くなってしまうこともあります。ツールがサクサク動くがために、ユーザーの使う環境やイレギュラーが起きたときのシチュエーションを見落としがちになります。良くも悪くも、不完全なプロトタイプを完結させることが可能になってしまいます。
3. ユーザーとしての意識を持ちづらい
これは個人的な見解ですが、実際は見た目も、動きも実現できるけど、 触っている人の意識は紙芝居をみているのと然程変わらないのではないかということです。 プロトタイプを触っているときの人の感覚って、これで何かを実現しなければならない、という意識が、実際のサービスを使う時よりも低いのではないかと。当たり前のことですが。。 なので、何かを実現する期待度が低い状態でなんとなく触ってみる、という風なことが起こりがちです。
じゃあどういう風にするべきか、、 今後こういうツールを使いこなすときに大事だと考えていることをまとめてみました。
1. ペルソナを考える、伝える
実際に使うとさっき取り上げた問題点のように、見た目のことを考えてしまいがちになります。 5W1Hにあてはめたペルソナを作ってプロトタイプを使ってもらうときは、その人にどのように使って何を実現してほしいのかを明確にする必要があります。
2. 課題点の洗い出しとフローの整理
サービスを使う上でユーザーが直面しうる課題点を洗い出すことと、フローのパターンをプロジェクトチームと一緒に固めることが大事だと感じました。 それがあれば、実際形にした後に全ての課題を解決できているのかを振り返ることができると思います。
3. 実際のサイズで確認&レビューをもらう
個人的な要望でもあるのですが、Adobe XDのレビューを開くと実際のサイズとは異なる状態でみえます。 なので、今後はツールやデバイスに合わせてフルスクリーンでプロトタイプを確認できるようにして欲しいと感じました。。
一旦かたちにすることが簡単になってきている一方で、デザインする上で基本的なことが見落としがちになるので、自戒を込めてまとめました。
今後も何か気づきがあったらここに書いていこうと思います!
それでは。