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「日本の未来を拓くクリエイティビティ」特別対談レポート

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Innovator Japan Editors

事業構想大学院大学 × KAOSPILOT──グローバル人材育成の最前線を語る

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2025年5月15日、事業構想大学院大学にて、「日本の未来を拓くクリエイティビティ」と題した特別対談が行われました。

本対談は、デンマークのビジネスデザインスクールKAOSPILOTの元校長 クリスター・ヴィンデルゥ・リッツェリウス氏と、事業構想大学院大学学長 田中里沙氏を迎え、当社代表 渡辺順也が企画・モデレーターを務めました。

企画の背景:グローバルな視点で「創造性」の本質を問う

本対談のきっかけは、渡辺がデンマークを訪れた際に触れた「デザインの根底にある教育哲学」でした。

「創造性は一部の人の才能ではなく、文化として育てるもの」。この思想に感銘を受けた渡辺は、自身が修了した事業構大学院大学とKAOSPILOTとの間で何か実践的な対話ができないかと企画を構想。日本と北欧の教育リーダーが一堂に会する貴重な機会が実現しました。

対談ハイライト:「構想力」と「創造力」が交差する

「クリエイティビティ」とは何か

クリスター氏は「未知を歓迎する態度」であり、田中学長は「社会的価値を構想する力」と定義。文化や教育背景を越えて、創造性の多様な可能性が語られました。


創造性は育てられるか?

両氏ともに「Yes」と明言。創造性は“教える”よりも“引き出す”ことで育まれ、失敗が許容される環境こそが重要であると指摘されました。


修了生の実践事例

事業構想大学院の修了生が地域の未来ビジョンを描いたプロジェクト、KAOSPILOT卒業生によるイノベーティブな企業支援の事例などが紹介され、実践力に裏打ちされた「構想×創造」の力が 印象づけられました。

モデレーターとしての役割と当社のスタンス

渡辺はモデレーターとして、単なる対話の通訳にとどまらず、日本社会における“創造性”の行方を読み解くフレームを提示しました。

また、来場したビジネスパーソンや教育関係者からは「これまでにない深い視点で創造性を考えるこ とができた」「実務と教育がつながった貴重な対話だった」との声が寄せられました。

当社の展望:グローバル×アカデミックの価値創出へ

当社はこれまでも、企業や自治体、大学等と連携しながら、“構想力と創造力”を掛け合わせたビジネスデザイン支援を行ってきました。

今回のようなグローバルかつアカデミックな対話の場を生み出すことも、当社の重要な役割の一つと捉えています。

今後も、日本だけでなく世界と接続しながら、「問いを立て、未来を構想し、形にする力」を持つ人と組織を支援してまいります。

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