株式会社シーピーユー 代表取締役 米田哲郎氏を講師に招いて、イノベーター・ジャパンと&donutsのディレクターメンバーでプロジェクトマネジメント研修を行いました!
システム開発やWEB制作の現場ではおなじみの「当初の想定から費用やスケジュールが変わる~(涙)」という現象が大きな課題となってきたため、解決の手段を探るべく開催することになりました。
イノベーター・ジャパンの場合、「OMSというパッケージを提供しているにも関わらず、何故当初の想定からずれてしまうのか。。。」という謎現象に向き合うべく、米田氏の講義を自分たちの言動に当てはめて考えながら、ワークショップを行いました。
プロジェクトマネジメントとは?
まずはプロジェクトマネジメントって?というところからですが、ざっくり言うと、いわゆる、「QCD:Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期) の計画とコントールを行えているか?」ということになるかと思います。
案件ごとに優先度や期待値が変わるため、プロジェクトマネージャーやディレクターは、状況を把握しつつ、QCDのバランスを調整する必要があります。そのために最も重要なことは、お客様とゴール設定(理想の姿)の合意を最初に行うこと。プロジェクトの途中で発生する様々な要望やトラブルに対し、ゴールの設定があると、それが判断基準となります。これがないと、毎回何か発生する都度ぶれてしまって迷路に迷い込むことに…
次に行うことは、プロジェクトを進める上で、情報共有・役割分担・判断基準を「いつ・誰が・何を・どういう手段で」行うかを決めることです。ゴールを共有しても、ゴールに向かうまでのプロセスも共有されていなければ、チームで動くことはできません。これらのことが、どれか一つでも欠けていると、やっぱり迷路に突入してしまうわけです。
当社の課題はどこに?
研修の最後に、各自が考えている課題を1枚の紙に思い思いに描くワークショップを行いました。
その内容を共有して分かったことは、プロジェクトを進める上で、情報共有・役割分担・判断基準が、個々で対応や認識が異なっていたということでした。今までの経験が暗黙知となっており、共有すべき情報や考えを明確にしていなかったため、ズレが生じ、その結果、アウトプットにもズレが生じ、調整のし直しにコストや時間がかかってしまっていたではないかと考えました。
プロジェクト単位で異なるところもありますが、「プロジェクト推進のベースとなる考えや進め方は、ある程度形式化できるのではないか」と言う結論になりました。
これから行うこと
さて、課題(まだ仮説ではありますが)は共有できたものの、これからが本題!
どうやって解決していくかですが、なかなか机上では決められず、実際のプロジェクトを進めながらトライアンドエラーでベストプラクティスを見つけてみよう!ということになりました。千里の道も一歩から。現状維持は後退。ということで、地道に変えていければと思っています。
最後に
課題があることは分かっていても、プロジェクトが進行している中では言い出せなかったり、共有を後回しにしがちですが、研修という場で振り返ることで、俯瞰して見直すことができたのではないかと思います。
また、講師からの示唆や問いかけにより、今までの対応を多方向からの視点で見ることができ、点で捉えていた課題を線で捉えることができました。チームのメンバーでまとまった時間を使って議論できたことは貴重な時間となりました。
ディレクターとして一緒に働いてくれる人、Wanted!
イノベーター・ジャパンでは、プロジェクトマネージャーとして、グループ会社のWebサイト設計・開発ディレクションをお任せするWEBディレクターを募集しています。単なるサイトの制作だけではなく、クライアントの戦略に則り、WEBコンサルディングにまで関わっていただきます。また、グループ会社とのコラボレーションなど、幅広いプロジェクトを手掛けることができます!
・リモートワークOK!
・フレックスタイム制で働きやすい!
・実直で誠実な、人間的に素敵な人たちと働ける!