このエントリーは「イノベーター・ジャパン Advent Calendar 2021」16日目の記事です。OMOSAN初登場、&donutsプロジェクトのkameです。
今年のAdvent Calendarのテーマは「表と裏」です。良い機会なので言葉の意味を探ってみました。
表と裏の定義って
まず「裏」と聞くと、裏金、裏街道、裏口入学...そこはかとなくブラックな香りがするのは私だけでしょうか。
なんとなく「表」が正しくて「裏」は正しくないというイメージがありますが、モノで言えば正しさ、というより用途によって表が決まるので、はっきりわかります。コインやお皿などぺらっとしたモノはわかりやすいですよね。
そんな物理的な意味のほかに「正しさ」のようなイメージ的な意味はどう考えればいいのでしょうか。そしてそれを人で表すとどうなるんでしょうか。。。
うーん。なんか難しいな、と思いとりあえず「表と裏」について調べてみました。(ウィキペディアで)
「表」は、人にとって目立つ側を指す(広辞苑第五版より)。
すなわち、普通の物体であれば前面、正面、あるいは上面がそれに当たる。「裏」はその逆であるから、後ろ側、下面がこれに当たる。
ふむふむ。
「目立つ側」が表になる。人で言えば後頭部や背中で主張する方はなかなかいないと思うので、物理的にはだいたい顔がついている面が表ということか。
でも「あの人、ウラオモテあるよねー」というときはイメージの話になるのかしら。
そして解説を読み進むとその下に興味深い一文が。
【英語での表現】
裏を英語で表現するとき、単語の前に「the」(定冠詞)を付けた場合は、「裏側が表側に対して一つしかない状況」(紙やコインなど)を示す。対して「a」(不定冠詞)を付けると、「裏側が表側に対して複数ある状況でその中の一つ」を示唆する(サイコロなどの多面体で真裏以外を含める場合など)
多面体!!
裏の定義って一つでなくてもいいんだ!という軽いオドロキがありました。
この裏側が多面体という定義を私に当てはめて考えてみました。。。
私の裏は1面にあらず
自分自身、これまでウラオモテなく人生を歩んできたつもりです。(私がそう思っているだけかもしれないけど)
それでもやっぱり、家にいるときと会社にいるときでは気合いの入れ方が違うし、娘と話すときと社長と話すときでは違う顔をしていると思います。それはいわゆるオモテとウラという意味の違いではなく、どちらもオモテの私だったりします。
その時、自分が正面を向けている相手とどうしたら最高のコミュニケーションが取れるのか。そしてその時間を有意義なものにしたい。そんな思いと合わせて、自分自身が楽しくあるために自然と私の多面体を駆使していたのかもしれません。
特に仕事において、私がずっと持っている変わらない思いは「いかに楽しく働くか」です。
とはいえ、働くって楽しい事ばかりじゃありません。嫌なこともあるし、辛いこともあるし、面倒なこともいっぱいあるし。。。
でもじゃあどうやったら楽しくなる?何を変えたら少しでもラクになる?そんなことを日々考えていると「誰と働くか」がとても大事だと感じています。
時間を共有している目の前の人と楽しく過ごすために、私の多面体を磨きつつ、日々自然体でいられたらいいなと思います。
ということでアドカレのテーマから内省を深める、という重い師走になりました(笑)
みなさまどうぞ良い新年をお迎えくださいませ。
明日の「イノベーター・ジャパン Advent Calendar 2021」17日目の担当は、みんなの癒やし、田福さんです。