こんにちは、株式会社イノベーター・ジャパン コミュニケーションマネージャーの高尾です。
今回は【お仕事図鑑シリーズ】第4回。気になる職種のあんな人・こんな人を取材し、そのお仕事の醍醐味などについて、たっぷり語っていただく企画です！
今日のテーマは「WEBディレクターって何？」です。クライアントと向き合い、エンジニアやデザイナーなどチームメンバーと1つのプロジェクトを遂行していく「WEBディレクター」のお仕事に注目し、インタビューを行いました。
WEBディレクターの田中さんに話を聞いてみた！
ー今日はよろしくお願いします！まずはかんたんに、自己紹介からお願いできますか？
WEBディレクターの田中です。2022年1月より、当社にジョインしました。現在は東京オフィスにて勤務しています。
ー早速ですが、現在のお仕事をかんたんに教えてください。
サイト構築・運用におけるファシリテーター的な役割とプロジェクトの進行管理、メンバーのアサインなどを行っています。基本的に、弊社が開発したコンテンツ・マネジメント・システムであるOMSをベースとしたサイト構築のディレクションになるのですが、メディアサイトを構築したい企業がクライアントとなります。
ー現在の案件は同時並行でいくつか持たれているんですか？
そうですね。現在は運用のプロジェクト1件と、新規構築のプロジェクト2件を担当しています。規模やプロジェクトの体制によって担当案件数は変わります。
穏やかな笑顔が印象的な田中さん
「新しい分野にチャレンジする会社に入りたい」
ーここで入社当初のことを振り返ってみたいのですが、入社のきっかけはどのようなものでしたか？
今年の3月まで、事業構想大学院大学という大学院に働きながら通っていました。そこで同じゼミの先輩だった社長の渡辺さんを知り、職住近接プロジェクト「&donuts」経由で声をかけていただきました。
ーWEBディレクターを選んだきっかけは？
ずっとWEBディレクターだったから…でしょうか。
ー直球ですね（笑）。WEBディレクターのなかでも当社を選んでいただいたのはなぜですか？
大学院で経験して学んだことを活かせて、新しい分野にもチャレンジできる環境を探していた際に、お声がけ頂いたのがきっかけです。最初は&donutsプロジェクトの思想に共感して、話を聞いてみようかなと。
最終的にはイノベーター・ジャパン（以下、IJ）の採用になったのですが、決め手はエンジニアチームとデザインチームと協力しながら、プロダクト開発をしている雰囲気でした。良いサービスを作っていこうというマインドのある会社だと感じられたからですかね。
ー新しい分野にチャレンジできる環境とは、どのようなものでしたか？
担当業務以外にも、社内リソースを利用して全く異なるプロジェクトや業務に挑戦できたら楽しいだろうなと思っていました。ですが、時間調整が難しかったり、チームを越えた対応に承認が必要だったりとハードルが高いことが多くて…
でもIJでは、やる気さえあれば、オフィスを活用したイベントや、新しいサービスメニュー作りなど、「やってみれば？」と言ってもらえる環境だと思っています。イマイチな内容の場合は、ちゃんとツッコミももらえて意見が言いやすい雰囲気ですね（笑）。
そもそものWEBディレクターのお仕事って？
ーまず、WEBディレクターのお仕事について教えてください。
会社や案件によって多少要件は変わると思いますが、共通しているのは
- 要件定義作成
- プロジェクトの進行管理・調整
- チームメンバーのタスク管理
- プロダクトの品質管理
- クライアントとの折衝
など、ローンチされるまでの現場監督役だと思っています。
ーディレクション業務の具体的な内容についても教えてください。
ディクション業務は、大きくは新規構築と運用に別れ、更に4つのタイプがあり、大抵は兼務することが多いと思います。
- 企画系：市場やターゲットを調査しプロジェクトの設計のサポートを行う
- クリエイティブ系：UI・UXなどクリエイティブの方向性、品質管理を行う
- システム系：システム開発に必要な要件定義・設計を行う
- 運用系：リリース後の運用の進捗管理、目標達成の企画・改善の提案
新規構築に関しては、当社サービスの『MediaDX』では「企画」「クリエイティブ」「システム」の観点が求められ、「運用」については、当社では『&donuts』が請け負うことが多いです。
インフラ、デザイン、ビジネス…当社ディレクターのカバー範囲は広域？
ー実際にIJに入社されてみて、想定とのギャップはありましたか？
覚悟はしていたのですが、正直、想定よりカオスでした（笑）。現在は「属人化した作業」をいかにルーティンワークに落とし込むかが課題と考え、情報の共有化に取り組んでいます。
ーなるほど。そもそもの話になりますが、MediaDXでのディレクターは、どんな仕事をするんでしょうか？
『Open Media Suite（以下、OMS）』を使用したメディアサイトの構築支援です。クライアントのニーズに合わせたメディアサイトの構築となるため、ある程度決まった型をベースにしつつも、お客様やエンドユーザーに合わせたデザイン・機能・開発を提案、プロジェクト管理を行っていきます。
どのプロジェクトも「ヒヤリング→要件定義→見積もり作成→基本設計→詳細設計→動作確認→公開」という流れを踏んでいきます。
今後は、より業務の流れを効率的にスリム化し、かつ顧客満足度の向上を期待されているので、チーム内で協力しながら設計していきたいと思っています。
ーディレクションを行う上で気をつけていることはどのような点ですか。
上記のプロセスで言うと、特に前半工程にある「ヒアリング」と「要件定義」、後半の「動作確認」がとても重要だと思っています。現場の要望と、会社として目指すことをそれぞれ把握し、クライアントや、エンドユーザーにとって何が重要なのかを常にすり合わせる事を心がけています。
また、「構築」がゴールではなく、「サービスやシステムを継続して運用すること」も大切となるため、体制やスキルに合わせた開発や対応を提案していきたいですね。
当社のお仕事で大変なこと
ー先程からお話を聞いていると、かなりマルチタスクが必要な気がしますが、どのように多岐にわたるお仕事をこなしているのでしょうか。
実は私、マルチタスクは苦手で…。
ーえっ！ そうなんですか。
1つに集中すると周りが見えなくなるので、なるべくタスクを分解して優先順位をつけることを意識しています。状況に応じて都度優先度も変わるので、定期的に棚卸しをすることで、重要な仕事からこなすようにしています。
WEBディレクターとしてのやりがい・未来とは？
ー逆に、当社のお仕事でやりがいを感じたところ、嬉しいことはどんなところにありますか？
ものづくりが好きなので、出来上がっていく過程とローンチのときの達成感が嬉しいですね。
ーこれから田中さん個人としてやっていきたいこと、目指していきたいことはどんなところにあるんでしょうか？
「決まった目標を追いかける」というよりは、「新しいやり方を常に模索していくこと」に興味があります。それから、「自分がどうするか」ということよりは、「チームでどれだけ楽しくできるか」ということを大切にしていきたいですね。
当社でいま、ディレクターになるということ
ーお仕事について色々教えていただき、ありがとうございます。今の当社のディレクターチームについても聞かせてください。
はい。私はディレクターチームのなかでは一番年次が若いメンバーなのですが、エンジニアチームが仕様を教えてくれたり、開発手法の相談にのってくれたり、他のディレクターメンバーが面倒がらずにおせっかいをしながら教えてくれるので、慣れていくことができました。ただ、やっぱりディレクターが足りていませんね（笑）。
WEBディレクターに必要な素質とは？
ーとなると、ディレクターに興味がある方に、ぜひ未来の仲間になってほしいですね！当社のWEBディレクターに向いている人というのは、どんな方でしょうか？
いちばん大事なのは答えがなかったり、分からなかったりすることがあっても、情報を整理して進め、クローズさせること。プロジェクトの要衝を理解し、クライアントの会社にとっての最適解に導くことだと思っています。
また、いろいろな立場の人がプロジェクトに関わるため、かならず調整は必要となります。自分のやり方に固執しないで、それぞれの立場の違いをまずは尊重できることも、このお仕事をする上で大切だと思います。
ーちなみに、働く上で、弊社ならではの点は何かありますか。
WEBディレクター以外の仕事も、手を上げれば比較的何でも受け入れてもらえるところだと思います。
例えば、デザイナーチームとお昼に写真の話で盛り上がり、オフィスを利用して写真展やりたいね！となったとき、会社からすぐに承認されて、いまはデザインチームの方や社長と一緒に進行しています。開発プロジェクトであっても、新しく提案したことが「いいよね」となったら採用されたりするので、学習意欲が湧いてきます。
とはいえやっぱり一番魅力的なのは、メンバーが皆優しいことですね。
ーまさに！ では最後に、未来の仲間に対して、メッセージをお願いします。
ディレクターというお仕事は、クライアントごとにドラマがあり、達成感のある、奥深い仕事だと思います。是非一緒に高めあっていきましょう。
ー素敵なお言葉、ありがとうございました！
同じくWEBディレクターの荻原さん
取材を通じて、ディレクター田中さんの、仕事と、そしてクライアントと真摯に向き合う姿を知ることができました。クライアントの願いを叶えるために、チーム一丸となってデリバリーをする姿はとても美しいと感じました。
ちょっぴりおせっかいで優しいメンバーと、高めあうには絶好のポジションです。ぜひ、一度お話しませんか？
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