こんにちは!高尾です。
2022年1月に、Webディレクターとして1名の中途社員が入社してくれました。
そこで今回は、「どうして入社したのか?」そして「入社してみてどうだったか?」などを突撃取材してきました!
新入社員に話を聞いてみた!
ーこんにちは!田中さん、今日はどうぞよろしくお願いします。まず、簡単な自己紹介をお願いできますか?
2022年1月に入社した田中です。キャリアの始まりはウェブデザイナーで、そこからウェブディレクターを15年ほど行ってきました。職種はBtoBからCまで、小規模から中・大規模までのECサイト・WEBサイトの構築に関わってきました。趣味はアメコミを中心とした映画鑑賞です!優しい笑顔が印象的な田中さん
ー入社して2週間程度が経ちますが、入社してみてどうですか?
目まぐるしく1日が過ぎていく、というのが正直なところです。
メンバーに関して、入社前のイメージとのギャップを見つけるのが楽しいです。例えばCOOのぺんさんはパッと見トレーニング好きな体育会系に見えるけど、細かいことによく気づいたりきめ細やかなコミュニケーションをされる、いわば「女子力」が高い人だな、とか。
それ以外の方も、思った以上にソフトな空気と人柄の方が多く、居心地良いです。
ーそれはうれしいですね。職場環境はどうでしょうか?
前職はほぼリモートだったので、最初は出社が新鮮でした(※)。
リモート環境におけるSlackの使い方が会社によって違うだろうなと思っていましたが、この会社では「担当が決まっていなくても物事が動く」のがすごいなと思いました。
一般的には、ヘルプを出して、それに対応する人が決まっているケースが多いと思うのですが、質問をすると、宛先を指定しなくても助けてくれたり動いてくれる人がいる、というのが心強いです。
(※弊社は週2日程度の出社を目安としている)
ー弊社は「ウェルカムチャンネル」などで、新入社員の方の疑問を即座に解決できるようにするなどの仕組みがあるので、そちらもぜひご活用下さいね!ところで、弊社はリモートと出社のハイブリッドですが、コミュニケーションについてはどうですか?
代表の渡辺さんとの距離が近いのが驚きでした。小さな会社でも、代表との距離が遠いところもありますから。渡辺さんから自然に寄ってきてくれるので、見えないヒエラルキーを感じず、お仕事しやすいですね。
ー時間の使い方などについてはどうですか?
会議が短く、シャキッと終わるのが良かったです(笑)。それぞれが時間内で終わらせる意識を持っていて、場の目的に応じて、中身の話をするのではなくインデックスを確認する場にする、一人ひとりがタスクにオーナーシップを持っている…など、仕事に対する考え方のベースが一緒でやりやすいなと感じています。
ーありがとうございます。次に、これまでのキャリアについて、教えて下さい!
IT系のキャリアが長いのですが、大学では文学部で日本文学を専攻していました。江戸文学のなかでも、特に怪談が好きで、「どういう仕組みで、何が怖いのか?」という問いを明らかにするために、上田秋成の雨月物語などに興味を持っていました。じめっとした感じの怪談が好きなんですよね。とても楽しそうに語ってくれました
ー一見IT系のキャリアとは遠そうな内容ですが…
そうですよね。実は、大学在学中にデジタルハリウッドという、デジタルコンテンツの制作を学ぶ学校にも通っていたんです。就活をイメージした際に、組織の中に入ることに違和感を感じたことから、どうせなら好きなことをやろうと思ったんです。就職氷河期だったことも影響しているかもしれません。
ーどういう領域が好きだったんですか?
主に特撮が好きで、そこからグラフィックデザインを学ぼうと思ったんです。
ーなるほど。好きの重なりで、デザインに興味を持たれたんですね。ファーストキャリアはどのように決めたんですか?
実は就活の際に、希望の職種は難しいことに気付きました。グラフィックデザインの仕事は、美大で学ぶような構図、構成の基礎を学んでいないと通じない世界だと思って…
一方で、当時はIT黎明期で、IT系の求人が多く出ていたことから、ウェブ系の会社に行こう、と思い、今に至ります。
ーその後のキャリアはどのように展開していきましたか?
「まずは現場で学ばねば!」と思っていたので、1年単位で転職をして、色々な会社で経験を積みながら、それぞれのやり方を学んでいきました。その後、デザイナーからディレクター業務にシフトチェンジしていきました。
ーどのようなきっかけだったんですか?
「なぜ作るのか?」「どうしてこれがいいのか?」が腹落ちできる状況を作るために、ディレクターという職種にチャレンジしたいと思ったんです。
ー実際にディレクターをやってみてどうでしたか?
その当時入社したのがベンチャーだったので、みな様々な役割を持っていたのですが、最初は新規事業の立ち上げのチームに関わらせてもらって、とても良い経験をさせてもらいました。正直当時は向いているのか分からなかったのですが、上流工程から関われたり、お客さんの声が直接聞くことが出来たのは良かったですね。その後もディレクターを続けることになり、前職では、社内向けのシステム構築・サイト構築のディレクションを3年半くらい行っていました。
ーディレクターとしてキャリアを積まれてきた印象ですが、IJに興味を持ったきっかけはありましたか?
代表の渡辺さんを知っていたことです。渡辺さんは事業構想大学院大学の1期生だったのですが、私も事業構想大学院大学に2年前に入学し、たまたま、同じゼミのOBが渡辺さんだったんです。ゼミのOBとの交流会でお話する機会があり、IJの存在は知っていました。
ーそもそも大学院に入学したきっかけはどのようなものだったんですか?
スキルアップというよりは、仕事がうまく回せないと感じていたときに、自分の業務を一歩離れたところから見てみたいと思ったことがきっかけでした。ビジネスや企業の仕組みを学びたくて、勢いで入学しました。
学習が好きと語る田中さんのキラキラした目が印象的でした
ー大学院ではどのようなことに興味を持ったんですか?
入学してから特に興味を持ったのは、組織のあり方です。特に、どうやって組織でアウトプットのクオリティを上げていくかということに興味があって、どういう組織の形だと、社員のライフとワークを両立しながら良いものづくりができるのだろう、ということに注目しています。
特にIT業界ではメンタルヘルスなどが課題になっていますが、社員の幸せが毀損されると、アウトプットのクオリティが低下したり、チームが疲弊し、離職の原因になったりという現場を見てきました。つまり、良いチームや良いアウトプットは社員の幸せに起因するのではないか、と考えたのです。
ー大学院では今、どのようなことをしているのですか?
現在、今年の1月末の「事業構想書」提出に向けて動いており、自分のミッション、バリュー、サービス内容、マーケティング施策など、つまり新規事業の提案を、2つのゼミに所属して完成を目指しています。私は「IT業界の課題を屋上菜園で解決する」というテーマを選んで、データマイニングでマーケティング的な視点とデータ分析技術をつなげる学びの場の提供、なおかつSDGsやESG対策にもなる内容を考えています。
ー入社のきっかけはどのようなものだったんでしょうか?
実は、転職媒体のGreenでスカウトがあったのですが、最初は「同じゼミの人だとちょっと気まずいかな?」と思い、1ヶ月くらい置いていたんです笑。
しかし、大学院で学ぶなかで、ウェブディレクター以外にも、いろいろな領域で自分で取り組んでみたいことが増えていきました。
その際に改めてIJの会社紹介などを見させてもらったのですが、「ウェルビーイング」を謳っていること、職住近接のプロジェクトをやっていること、デンマークのカオスパイロットの思考法をシェアしていたことなどから、色々と面白そうなことに取り組めそうだと思い、選考を受けてみようと思いました。
ー実際に選考はどうでしたか?
面談は6回くらいしていただきましたね。最初は「&donuts」への入社を検討していました。「丁寧な仕事をする会社」に行きたいと思っていたので、綺麗なオフィスや丁寧な対応をされる社員さんとお話しして、ぴったりだなと思っていました。
最終的にはぺんさんの助言もあり、IJに入社することになりましたが、「顧客目線・顧客重視な仕事と売上の両立ができている会社」だろうなと思い、入社を決めました。
ー決め手は何でしたか?
正直、前職の会社もいいチームだったので、転職は考えていなかったんです。だから、他の会社は探していなかったし、選考も受けていませんでした。そんななかでもIJは「やりたいことがやれそう」「手を伸ばせばチャンスが転がっている」と感じられたのが、入社の決め手でした。※写真撮影のときのみ、マスクを外しています
ー入社してからどんな仕事をしていますか。
私はMediaDXチームに所属しており、荻原さんと一緒に働いています。クライアントのサイトの運用・改修やヒアリングを行っています。
契約書・発注書などのところはこれからだなと思っていますし、Githubなど、初めて使うツールに慣れるのに意外と大変ですが、楽しみながら仕事ができています。
ー今後の展望を教えて下さい。
会社では、本業であるウェブディレクターとしての業務を遂行しながら「リファラル採用の定期的な実施」を行いたいです。転職などを含め、自分の居場所を探している人は多いと感じますが、一方で会社の情報を掴むのはとても難しいです。職場の雰囲気や人との相性などは、何度も会ってみないとわからないもので、ふらっと立ち寄れるような場の設計が必要だと感じていました。「ウェルビーイング」を大切にするIJだからこそ、さり気なくIJを紹介しながらコミュニケーションを取るリアルな場があると良いなと思っています。
それから、仕事をしながら学び続けたいです。いま通っている大学院は、授業がワークショップが多いのですが、自分の知らない世界を知ったり、ものの見え方や世界が変わる体験がとても楽しかったんです。これまでは自分の見たいものだけが見えていたのですが、存在するものを見ようとする態度に変われた気がしています。そういう学びを続けたいですね。「学ぶ場」を会社でも持ちたいとも思っています。
学びといえば、インプットだけではなくアウトプットが大事なので、「なれっじの会(社内勉強会)」や、ゆくゆくは社外向け研修などにも関わりたいですね。
ーおっとりしているように見えて熱量溢れる田中さんに、終始魅了されっぱなしでした!ありがとうございました!
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