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MVP受賞者に突撃! 海外在住・フルリモートでも活躍できた秘訣は「雑談」?

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高尾 有沙

こんにちは!IJでコミュニケーションマネージャーをしている高尾です。

さて、株式会社イノベーター・ジャパン(以下IJ)では、節目にメンバーの功績をたたえ、表彰する習慣があります。

  • 年末に1名、メンバー投票で年間の最も「いいね!」を選出したメンバーに送られる「MIP」
  • 半期に1回、経営陣で協議の上、最も高い成果を出した人・チームを選出する「MVP/チーム賞」
  • 年度末に1名、経営陣で協議の上、高いパフォーマンスを出した新人を選出する「新人賞」

今回取材した「MVP」はその名の通り、最も高い成果を出した人に送られるものです。2023年上半期は、MVP1名、チーム賞1名が選出されました(チーム賞はこちら)。

そこで今回は、MVPに輝いた、ディレクターの大石さんにインタビューを行いました。「仕事の上でのこだわり」や「今後の展望」などといったテーマについて語っていただきました。

MVPはメディアコンサルタントの大石さん!

ー本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。2021年2月入社で、当社には約2年半近く在籍しています。入社当時はWebディレクターとしてクライアントの案件にアサインされ、現在も開発などのプロジェクトを担当するなど、さらに幅広くメディアコンサルタントとして仕事をしています。

ーありがとうございます!今日は台湾と繋いでのインタビューですね。

そうなんです。当社に入社した時にはグアムに住んでいたのですが、パートナーの仕事の関係で、現在は台湾に住んでいます。

ー台湾に行きたい!と言う気持ちもありつつ今回はオンラインで我慢ということで(笑)まずは入社のきっかけについて教えてもらえますか?

はい。入社したのはコロナ真っ只中。当時、前職で10年以上勤めていた外資系メーカーがコロナのあおりを受け、業績悪化で会社を辞めざるを得なくなり…辞めて半年くらいは、フリーランスで、フロントエンドに近いところをメインに、オンラインの単発の案件を受けていました。

ー海外にいながらにして日本企業に出会うのはご苦労もあったのでは。

はい。当時グアムに居ながらにして日本の会社でフルリモートで働ける、という条件はとても珍しかったです。イノベーター・ジャパンのことは、クラウドソーシングサイトで見つけたのですが、その後、いろいろな情報を見ていくうちに「面白そう」と惹かれていき…DALL·E 2023-12-09 22.54.39 - A photorealistic image of a modern, user-friendly crowdsourcing website interface, displayed on a computer screen. The website has a clean, organized

ー最初は業務委託の案件募集で見つけてくださったんですね。

はい。最初はオペレーション業務に応募したのですが、仕事自体は縁がなかったんです。改めて社員募集の窓口から応募してみたら、面接中にディレクターとして突如打診を受けて。

ーディレクター経験はあったんですか?

それが実は初めてだったんです。自分としても、「ディレクター」というポジションは名前くらいしか知らなかったのですが、前職までの経験のなかでディレクターに近い動き方はしていたので、「やってみよう」と前向きに捉えることができました。

ーディレクターというお仕事を広く前向きに捉えたんですね。

はい。近い経験というのは、かつて日本語を学習している外国人を対象としたNPO法人で働いていた時のことですね。飛行機のチケットの予約、ビザの取得支援などのこまごましたお仕事から、ホストファミリーのアサイン、引受学校の探索、イベント企画など、広くプロジェクトの管理をしていたんです。

領域こそWebではなかったけれど、色んなことをやっている違う人を集めて束ねていく仕事という意味では共通しているなと思い、挑戦してみようと思えました。

ー入社後のお仕事はどのようなものでしたか?

かつてエンジニアとして働いていたこともあり、自分の強みである「開発」や「システム」、「デザイン」などに関する案件が多かったです。最初の1年くらいは、クライアントである宣伝会議社のシステム改修案件を実施していて、その後は総務系メディアのアワードサイトの立ち上げや、医療法人のサイトリニューアル、ビル業界のサイトリニューアルやシステム改修など、幅広い業界の案件に関わっています。

ー幅広い経験を元にご活躍されていると思いますが、これまでもずっとIT業界にいたのでしょうか?

ここ10年くらいはIT周りの仕事をしていますが、もともと大学〜大学院では日本語教育を学んでいたので、日本語教師をしていたんです。最初はニュージーランド、その後日本で。

ー学んだことを生かせる仕事は素晴らしいですね。IT系に移る転機となった出来事は?

結婚を機に移住し、どこでも働けて、給与を上げられる方法を考えたところ、コンピュータを勉強している友人に「これからはITだよ」と教えてもらったことがきっかけでした。友人に導かれるようにプログラミングの専門学校で2年近く学んで、卒業してからは、ベビーカーメーカーのWebチームに配属され、10年間、サイト構築などをしていましたね。

ーなるほど。学びを仕事に活かしていく、というスパイラルを回していて素敵です。そのような経験が今に活きているんですね。

私は前職・現職を通じてさまざまな業種のクライアントとご一緒させていただいているので、そのことが自分のキャリアの糧になっているなと思うことはありますね。

ーそんな充実したお仕事ぶりだったのだと思うのですが、2023年上半期にMVPに輝かれたということで、どんな半年でしたか?

一言でいうと「怒涛の半年」といった感じでした。担当クライアントが変わっていき、これまでメインとして付き合いのあったクライアントとの関係性がだんだん薄くなっていくなかで、体制の見直しや変更が発生しました。それと同時並行で大きなリリース作業があり、常にスケジュールと戦っていたように記憶しています。

ー確かに、傍から見ていても大変そうだなと思っていました。

案件以外にも、2月に入社してくれたメンバーのトレーナーとしてアサインされ、初めてメンバーのオンボーディングに関わりました。これも初めてだったので、自分としては大きな挑戦でしたね

ーこの半期、一番大変だったポイントはどこでしたか?

大きめのリニューアル案件ですね。金額や規模などもこれまでの比ではなく、いかにプロジェクトのなかで信頼を獲得できるかを意識していました。確実に、ミスなく納品していくという意味で、責任が大きかったですね。

ー私は職種柄、ご一緒に仕事をすることはあまりないのですが、大石さんは常に明るくお仕事をされている印象です。お仕事をする上で気をつけていることなどはあるのでしょうか。

そうですね…「みんなが声をかけやすい人、安心して相談できる人であること」は意識しています。それから、忙しさに負けてつい忘れてしまうこともあるけど、楽しく仕事する姿勢でいることも気をつけています。みんなそれぞれしんどい局面はあれど、極力ネガティブな雰囲気ではなく、感謝の心を忘れず、「頑張ろうね」という雰囲気作りを心がけていました。DSC_0900

ーどうしてそういう心がけをしていたのでしょうか?

ディレクターというお仕事は、エンジニア、デザイナーと違って、自分で手を動かして作れるわけではないものです。だから、みんなの力を集結しないとクライアントにも価値を提供できない。だから、メンバーそれぞれが力を発揮して楽しく仕事ができる環境を作ることが重要だと思っているんです。みんなで楽しく、が一番ですね!

ーその温かさがとても大石さんらしくて素敵だなと思いました。メンバー同士はどのようなやり取りなどをしながらお仕事をしているんでしょうか。

いつも楽しんでワイワイやっていますよ。リモートでも雑談チャンネルで他愛もない話で盛り上がります。そういうことも含めて楽しいから、楽しさをチャージしながら仕事に戻れるし、フルリモートだけどひとりぼっちではないと思えています。

目指すは「百貨店のようなディレクター」

ー素敵な関係性ですね。最後に未来の話をしていきたいのですが、今後会社でやっていきたい・挑戦したいことはありますか?

リーダー陣から言われているのは、今後に向けて「目線を上げる」ということです。具体的には、クライアントの事業目標を到達目標にするという目線で、担当者を超えて、より上の目線で考えることや、お客さんのお客さんまで思いを馳せることなど。事業を見据え、コンサル的な目線を持つことは次なるチャレンジだと思っています。

ーチームでそういったフィードバックがあったんですね。

「コンビニじゃなくて百貨店を目指そう」と、上司との面談時にフィードバックされたのがしっくりきていて。

ー百貨店…というと?

コンビニのように、お客さんが「欲しいもの」を置いておくのではなく、百貨店のように、クライアントにプラスアルファの提案ができるようになる、ということです。

例えば、お客さんからWebサイト文言の修正依頼があったとき、今までは「はい、わかりました」と受け取っていたのですが、これからは「なぜそうしたいのか?もっといい手があるのでは?」ということを考えた上で、もしそれ以外にも良い手段があるならこちらから積極的に伝えられるようになりたいと思っています。

ーこれまでの経験が活かされそうですね。中長期的に叶えたい未来像はありますか?

家庭の関係で日本に住んでいない時間が長いのですが、仲間はずれという心象風景ではなく、その土地土地に根ざし、そのときいるところを好きになって、のびのび暮らしていきたいです。IMG_0566 (2)

ー応援しています。ありがとうございました!

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