HOME Corporate 社内勉強会で心がける5つのポイント

社内勉強会で心がける5つのポイント

著者アイコン
Innovator Japan Editors

01_20160720ogp

こんにちは、takuloです。
イノベーター・ジャパンで開催する社内勉強会には、忙しく働いている合間を縫って、みんなが参加してくれます。こんなに集まってくれるとは……と嬉しくなると同時に、大事な時間を割いてもらうんだから、みんなの役に立つことを伝えたい、と考えています。

主催者目線と参加者目線、両方から考えた結果、社内勉強会をやる上で重要なのはコレじゃないか?というツボを五つにまとめてみました。

  1. めんどくさい前段はいらない
  2. 喋りたいことを話す
  3. 覚えてもらう項目を絞る
  4. すぐに使えることを入れる
  5. 事例を交える

めんどくさい前段はいらない

ばっちり事前準備をしていても、ついつい「忙しかったんで、バタバタまとめました」などと余計なことを言ってしまいがちです。「間違っているところがあるかもしれませんが」なんてのも、常套句ですよね。でも、クライアントの前で行うプレゼンなら、そんなこと言わないはず。社内勉強会は、クライアントや社外に向けたプレゼンの、予行演習と思ってやってはどうでしょう。

間違っていたり、抜けがあったりしても、今は社内なんですから気負う必要はありません。「その情報、ちょっと前の統計ですね。最新のものだと〜〜」なんて指摘が入るのは、むしろウェルカム!そんなときでも「補足情報ありがとうございます」と笑顔で返して続けてやるぜ、くらいの気持ちで、根拠はなくても自信を持って始めたらいいと思います。

勉強会の目的も、事前に共有しておくのがベスト。集まってはみたものの、今日は何の勉強会だ?という状態は望ましくありません。前段でしゃべるときは、確認程度で済ませていいと思います。興味がないテーマのときは参加しない、くらいの自由度の方が、結果的に参加しやすくなるはずです。

喋りたいことを話す

会社の仲間であっても、キャリアや年齢、興味や知識の方向性はバラバラです。自分にとっては当たり前のことでも、仲間のみんなからみると「それ知りたかった!」ということが、意外とたくさんあります。こんなこと常識だろ〜と遠慮することなく、どんどん喋ったらいいと思います。

  • 自分が担当している業務で困ったことと解決策
  • 社内で取り組んでいる課題へのアンサー
  • 職種が違うと知らないこと
  • 初心者だから気づいたこと

など、切り口はいくつも考えられます。最後の「初心者だから」というは、実はかなり有益な情報です。社歴や業界歴が長い人にとって、もう当たり前のようになってることが、実はそうではない、と教えてもらえるのは嬉しいことです。センパイ社員ほど気づかなくなっている大事な情報を、あなたの体験から語ればOK。「まだまだ経験浅いんで」なんて言わないで。むしろそれが大事なんです。

覚えてもらう項目を絞る

当たり前ですが、社内勉強会は、大事なことをつめ込んで、なるべく効率よく学んで欲しい、と思って構成します。……が、学校の勉強のように、あなたが喋ったことを、参加者が全部書き留めるなんてのはナンセンスです。勉強会後にスライドを共有しても、そもそも見返してもらえないことだってあります。

30分〜1時間で学んだことを、一度に身につけるのは、誰だって難しいものです。でも、その場限りの情報共有にはしたくないですよね。であれば、覚えてもらいたい項目は絞ってしまいましょう。「この五つを覚えて帰ってください!」と、最初と最後にはっきり伝える。そうすれば、五つ全部じゃなくても、そのうちいくつかは覚えてもらえるはず。

極論を言えば、「一つでも覚えてもらえば、勉強会の目標達成!」くらいの割り切りでいいと思います。

すぐに使えることを入れる

社内勉強会では、自分の知識や経験を、その中身について知らない人に向けて喋ります。なので、「そういう技術を学んでからじゃないとできないのね…ショボーン」となってしまうと、せっかくの勉強会なのに、参加した効果を感じにくくなってしまいます。

例えば、「社内チャットでさっそく使ってみよう!」「今までエンジニアにお任せしてたあの作業、僕でもできそう!」と思わせる、簡単に始められることを、いくつか入れてみたらどうでしょう。その道のプロから見れば、初心者レベルのことであっても、知らなかった人から見ればまさに「第一歩」を踏み出すよいきっかけになります。

その第一歩を踏ませるのが勉強会の役目。みんなが興味をもって、いろんなことを学ぶ組織に変えていきましょう。

事例を交える

社内だけでやるからこそ、実際の事例に基づいて話せる絶好の機会です。普段はなかなか伝わっていない「あの施策、実はこういう結果でした!」という情報を紹介すれば、自分が日ごろやっている業務の成果をみんなに知ってもらうことにもつながります。それが失敗事例の紹介であっても、みんなの知見が高まります。

「本当はこうしたかった」「もっとこうすべきだった」と本音ベースで語っていいと思いますが、クライアントや仲間への過度な批判はNG。それくらいなら、「みなさんはどう思います?」と参加者に問いかけて、事例を元に、あるべき考え方や進め方を議論する場にしましょう。

-----

いかがでしたでしょうか。納得できるところもあれば、同意できない部分もある?なるほど、それでいいんです。「こう考えたらもっとよくなる!」というご意見があれば、ぜひぜひお知らせください。みなさんの社内勉強会も、楽しい時間になりますように!

関連記事