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「学びと遊び」「仕事とプライベート」の壁を取り払えるようになるまで

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Innovator Japan Editors

こんにちは!インターンの高橋空です。

先日オフィス内で、「ツネダさんって今いろんなことしてるよね」「面白そうなことしてるけど、何が本業なんだろう?」といった声が。誰の話か分からず詳しく聞いてみると、「ツネダさん」とは、イノベーター・ジャパンの元社員だということが判明。

"いろんなことに取り組み、本業はわからないけど、なんだか楽しそう"

以前書いたように、僕の目指す生き方はまさにそれだ!!と思い、早速アポを取り、インタビューさせてもらえることに!

今回の記事では、その様子をお伝えします!

12月某日。場所は西所沢。住宅街を抜けて目的地に向かうと、、、

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なんだここは!?西所沢の住宅街に明らかに1つ浮いた施設がありました。そう、ここが常田さんの拠点。厳密には常田さんがCraft Laboというボードゲーム屋を経営している場所です。

craft-labo.business.site

twitter.com

この施設は、今年の夏に倉庫を改造しオープンされたそうです。常田さんの他にも、雑貨や服などを売っている方々がいます。どこもおしゃれで、ずっと居られそう、、、

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インタビューの前に、Craft Laboの紹介をしてくださいました。自分でゲームのコマを組み立て・彩色して遊ぶ「ウォーハンマー」というゲームを中心に、様々なボードゲームを販売されています。

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その中に一つタイプの違うものを発見。

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なんとこのゲーム、常田さんのオリジナルゲームなのです。

DICE CODEという、プログラミング的思考を取り入れたゲームで、大人から子供まで楽しめるようになっています。

素敵な商品を一通り紹介してもらい、上へと案内していただきました。するとびっくり、これまた洗練された世界観のカフェがありました。

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ここまででも面白いことが盛りだくさんでしたが、いよいよ本題のインタビューに入っていきます。

学びと遊びを一緒にする

空:今日はお忙しい中ありがとうございます!まず、現在常田さんはどんなお仕事をされているんですか?

常田さん:フリーランスみたいな感じでWebディレクターとかWebコンサルの仕事をやっている他に、下の階のCraft Laboや、西所沢の駅前に立ち飲み屋を先週土曜オープンしたり、子供向けのプログラミングサークルを開いたり、新しい仕組みの商店街を作るプロジェクトにも参加してます。ビジネスと遊びの境が最近はあんまりなくて、仕事はなんですかと言われるとちょっと困っちゃいますね。笑 

空:すごいですね。毎日違うことをやっている感じなんですね!ちなみにボードゲームにはもともと興味があったから関わっているんですか?

常田さん:まあ好きですね。ただ、僕は人生にテーマがあって、それが「学びと遊びを一緒にする」なんですけど、その一環でCraft Laboもやっているという感じですね。

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空:なるほど。だからオリジナルのボードゲームにもプログラミングの要素が含まれたりしていたんですね。立ち飲み屋はどういう経緯でオープンされたんですか?

常田さん:西所沢には立ち飲み屋みたいな気軽に飲みに来れるところがないから、作ることになりました。ビールバーを経営してる人と一緒にやってるんですよね。

draft-stand.business.site

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あと、なんでやってるかといったら、将来FabCafeのようなものづくりで遊べる空間を作りたくて。FabCafeでできるCADとかって、例えば仕事でやっている人もいれば、楽しくて趣味でやってる人もいるんですよ。僕はそういう感じで、遊びから入る人が増えてほしいなと。大人が本気で遊んでいれば、子供にもいい影響が出ると思いますし。そのために飲食店の経験を積みたくて始めたというのもあります。あと、物販の経験もつけなきゃと思い、Craft Laboもやっています。

「ファン作り」というと仰々しいですが、「あそこの人たちって楽しそうだよね」みたいな感じになればいいなと。

ベンチャー「風」企業からイノベーター・ジャパンへ

空:なるほど、そういう経緯だったんですね。時は遡りますが、もともとイノベーター・ジャパンに入社したきっかけはなんだったんですか?

常田さん:前の会社がベンチャー「風」な会社だったんです。入社してみたら意外と大きく、自分の役割を超えて仕事ができなくて、もっといろんな仕事ができる会社に行きたいと思い探していて、たまたまイノベーター・ジャパンを見つけました。その時は立ち上げ直後で従業員1、2人みたいな感じだったから、「こういうとこでやってみたいんだよな!」と思って入社しました。

空:そうだったんですね!今はもう東京オフィスだけで20名近くいるので、全く想像つきません。笑
では、「辞めた」という言葉を使うのが正しいかわかりませんが、なぜイノベーター・ジャパンを辞めて自分で仕事をし始めたのですか?

常田さん:ある程度イノベーター・ジャパンも大きくなってきて、自分ならではの仕事がやりづらくなったように当時は感じたんだと思います。ただ、今になって思えばいろいろやりようはありましたね。
あと、昔一度起業して失敗していて、それを割と引きずっていたんです。また起業したいと思いつつも一歩踏み出せない中で、ちょうど時間が経ってもう一度やってみようと思えるタイミングでもありました。

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空:最初の起業はいつだったんですか?

常田さん:27歳くらいのときかな。ネットショップ運営代行をやっていました。独学で始めたんですが上手くいかず、もう一度Webの勉強をし直そうと思って会社に入りました。

自分の感情と向き合うこと

空:なるほど、そんな背景があったんですね。
ここまでいろいろと過去のことを教えてもらえたのですが、逆にこれからのビジョンや、やっていきたいことはありますか?

常田さん:「学びと遊びを一緒にする」を中心にやれることは全部やっていきたいですね。これは「仕事」、これは「遊び」と分けたりせず、全てを「生活」と捉えたいです。

まあ今でさえこんなこと言ってますが、本当の意味で好きなことができるようになったのは最近なんですよね。昔はどうしても損か得かで物事を考えてしまっていて。何か学ぶにしても、仕事に役立つか役立ないかばっかり考えてたんです。

そしたら最終的に、自分は何が本当に好きかわからなくなって、趣味みたいなものもなくなって、気づいたら少し苦しくなってたんです。

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そこで、一度気持ちの整理をして、「自分が本当に好きなものは何か」と、30代後半になって急に中二病みたいなことを考え出しました。笑

でもそこから、ちゃんと自分の感情と向き合うことにして、「今これやった瞬間すごい楽しかった!」とかを正直に捉えることを心掛けていたら、やっとここ1、2年で自分が本当に好きなものを中心に動けるようになりましたね。そうなった時にはもう仕事とプライベートの切り替えとか必要ないなと思って、今があるみたいな。

空:そんなきっかけがあったんですね、、、
僕は今大学生で、ちょうど「自分が本当に好きなことはなんだろう」と悩んでいる時期なので、すごく学びになります。難しいテーマですが、逃げないで自分の感情と向き合っていきます!本当に今日はありがとうございました!

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この後、自分のWebサービスの話などを親身に聞いてくださり、しまいには「駅まで遠いでしょ」と、車で送っていただきました、、、

本当に優しい方で、尊敬します。僕も常田さんのような優しさを持ちながら、「学びと遊び」「仕事とプライベート」を分けず、何事にも全力で取り組んでいきたいです!

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