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組織における「ヒューマンエラー」について考える

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MO

こんにちは、コーポレートのMOです。さて、弊社では情報セキュリティ教育の一環として、定期的に従業員全員でセキュリティ事故について考える時間を設けています。

今日はその中からヒューマンエラーについて、その性質と対策について考えた内容をご紹介します。

ヒューマンエラーとは?

その名のとおり、人間が原因となって、意図しない結果や事故が起こることを意味します。

その人の性格であったり、その人自身にだけ責任があるかのように思えてしまいますが、実は事故が起こりうる要因は様々であり、エラーが起こる性質を知ることで、いかに事故をゼロに近づけるかが重要です。

どんな種類が考えられる?

例えばメールの誤送信を例に考えてみましょう。

宛先や内容に間違いがあるまま送信してしまったとします。

  • 集中力を切らしてボーっとしていて選ぶ宛先を間違えた
  • アドレスを転記する際、スペルを誤認したため間違えて登録してしまった
  • メール文章をダブルチェックをするルールがあるのに、時間がなかったのでそのまま送信してしまった
  • ダブルチェックを頼もうとしたが、まわりが忙しく、声をかけづらかったのでそのまま送信してしまった

など、色々な種類の要因が考えられます。

それぞれに対してできる対策は変わってくるので、どんな性質の原因で起こったのか、それに合わせた対策が必要です。

どんな対策が考えられる?

個人で対策できることもあれば、まわりが対策すべきこともあります。例えば「集中力が切れた」という問題であれば、

個人

  • 集中力を維持する環境づくり

周囲

  • 疲労が原因であれば業務負担の負荷はあっているのか見直し
  • 大事な作業の前などに違う用件の声掛けをおこなわない

このように、個人の心がけだけではなく、組織内でのコミュニケーションも大事になります。

まとめ

このように、ヒューマンエラーは個々人が気をつけるという心がけや環境構築といった範疇だけでなく、声のかけやすい環境づくり、お互いの状況を把握しあえるなど、日頃からコミュニケーションを活発にすることで関係性をつくることでも防ぐことが出来ます。

ヒューマンエラーは一見すると完全には防げないように思えますが、組織としてヒューマンエラーをなるべく防ぐ、減らしていくことはできるのではないでしょうか。

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