HOME Corporate 英語能力が低い人間が、日本語をほとんど話せない外国人のメンターになった話

英語能力が低い人間が、日本語をほとんど話せない外国人のメンターになった話

こんにちはpentaです。

この記事はイノベーター・ジャパンAdvent Calendar 2017の19日目の記事です。

最近、面白い?というかなかなか体験できないことがあったので、それについてお話します。

うちの会社は創業して7年目の会社で、過去も台湾や韓国など外国籍の人材はいました。 しかし彼らはみな、日本語を流暢に話すことができたため、日常会話も業務上もコミュニケーションは全くもって問題ありませんでした。 また、年に一度デンマークから(日本語がまったく話せない)学生がインターンに来ていましたが、 私は業務の話をほとんどすることもなく、「週末なにした?」「映画みた!」くらいの簡単な英語の会話程度でした。

その時はきた

そんな時....

サービスの海外展開と、海外のクライアント獲得のために、海外の人材を積極的に採用することになったのです。

とはいえ、現状うちの業務の殆どは日本語でやっており、英語が問題なく話せるのは社員の1/3程度だったので、 なかなか採用も難しいだろうなと思っていたのですが、 募集を開始すると応募も順調にあつまり、面接もトントン拍子に進み入社が決まりました。

入社が決まったのはLovnishというインド人のコンサルタントです。(なぜ日本に来たのかブログも書いているのでぜひ読んで下さい。英語ですが汗) 彼はもともと、インドの大手広告代理店で働いていました。 専門はブランド戦略です。

そんな彼が入社するにあたり、誰が彼のメンターになるのかという話になり、たまたま彼と同じような仕事をしている私に白羽の矢が立ちました。

英語には不安があったのですが、これは英語が上達するチャンスでもあると捉え、快諾。

ただ、入社早々さっそく壁にぶち当たりました。

カタコトの英語で試行錯誤

まずは、入社に伴う諸々の事務作業です。 私は中学英単語くらいしか知らず、源泉徴収って英語で何ていうんだ?そもそもそれが何か理解しているのか?自転車通勤のなので、自転車保険が必要なのだけれどもどうやってとってもらおう?など中学の英単語では到底説明できないようなものを彼に話さなければなりませんでした。

そこで予め、Google先生で言いたいことの単語を翻訳して、頭にインプットし、彼に説明するというのを繰り返しました。

また、彼の目標設定もしなければならず、将来どんなことをしたいのか、現状どんなことができるのか、会社からはどんなことを求めているかなどについて話しました。 もちろん、彼は英語で色々と話してくれてはいるのですが、半分くらいしか理解できていませんでした。

そのため、話を聞きながら、分からない単語だけを全部メモして、あとで調べて確認し、 詳しく聞きたいことやわからないことは改めて聞き、そして最終的には英語で話していたものを要約しドキュメント化したものを共有して、食い違いがないかを確認しています。

また彼の入社当時、外国人は彼しかいなかったため、疎外感はないか、拙い英語で話してくるメンターにストレスがないか心配でした。

幸い、彼は誰とでもオープンにコミュニケーションを取るタイプで、拙い英語でも理解してくれるので、彼に助けられた部分も大きいです。

また彼が孤立しないように、みんなを誘ってランチ行ったり、休憩中にカフェに誘ってコミュニケーションをとったり、いろんな人とコミュニケーションを取れるようにしました。

また業務で不安なことを抱え込まないように、毎週MTGの時間をもち、彼の業務の状況についてや、ブロックになっていることなどを確認しています。

これらもすべてカタコトの英語で...

結論

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これから、英語に自信はないが外国人の上司になったり、外国人が仕事仲間になる機会に恵まれる人もいると思います。 私も実際体験してわかったことは、英語に自信がなくてもコミュニケーションはとろうと思えばカタコトの英語でもとれるということです。今の時代スマホやWebサービスも発展して、翻訳を楽にできるようになりました。

要は、英語で話すということに対して自分でどれだけハードルを下げれるかだと思います。 わからない単語が出てきたらどうしようとか、英語だとどのように言ったらいいかわからないから話すのやめとこうではなく、たとえ今持っている力(私の場合中学レベル)に自信がなくてもコミュニケーションを取ろうという姿勢が大切です。

何度も何度も恐れずにトライですね。

私の場合、よっぽど英単語のチョイスが変なのか最近は彼からFunny Guyといわれうようになりました。笑

次なるステップは、Goolge先生に頼ることなく、コミュニケーションを取れるようになることです。

彼が入社以降外国籍のスタッフも増え、会社の雰囲気もだいぶ変わってきました。

今後も多様な人材を募集していくので、私も問題なくコミュニケーションを取れるように、英語を習得していきます。

次回のイノベーター・ジャパン Advent Calendar 2017 担当はmomoさんです。 お楽しみにー!

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