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ホテルとデザイン

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Hami

こんにちはHamiです。
今回は自分の振り返りでもともと自分が働いていたホテルとデザインの共通点について感じていることを書きました。

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きっかけ

大学卒業後、はじめはホテルで働いていました。 日本に来た外国人の声を聞いたり、そういう人と直接会話することで日本について自分も学ぶことも数多くありました。 日本食レストランの部署で働いてましたが、さまざまな国で活躍している人と会話をしたり所作を学ぶことで、日本らしい表現を学ぶことができました。また、人によって期待されるサービスが全然違うということも身を以て経験することができました。

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お皿を下げるタイミング

レストランで働いている際に一番驚きだったのが、お皿を下げるタイミングです。 日本人は下げるタイミングが早いと急かされているような気持ちになりますが、外国のお客様、とくに欧米の方だと早く下げることでとても感謝され、良いと思う部分が文化によって大きく違う点に驚かされました。 欧米だと下げるという行動以上の意味は読み取りませんが、日本人は遠回しに表現する文化があるので、下げるという行動も他の言葉と連想して、意味を読み取る傾向があるという風に考えました。

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体験

ホテルでは建物のデザイン、エントランスに入ったときの香り、スタッフによる接客、内装や装飾のデザイン、すべてが一貫していて素晴らしい体験ができるように考えられていますが、そういったいろんな文化を持った人が共通の印象を持てるように細かい部分まで演出をこだわっています。 さきほどの「お皿を下げるタイミング」の話のように、少しのタイミングや言葉遣いで人によって得られる満足感が大きく変化してしまうので、ユーザーと接する部分を一番繊細に考えていく必要があると感じています。

最後に

体験する人たちが満足してもらえるゴールやストーリーを描くところではデザインとホテルはとても似ています。

そういった経験から自分が考えている良いと思うデザインが本当に相手にとって良いものなのか、というのをなるべく考えながら作業するように努めています。ときにはこれが良いのだ! という勢いも必要になりますが…

デザインをしながら自分で迷ってしまうことも多いですが、 支えてくれているメンバーからのアドバイスに刺激を受けつつ、 今後も学びながら進んでいこうと思います。

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