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短時間労働者の社会保険適用拡大が決定しました

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Innovator Japan Editors

第1回アドテク勉強会を実施しました!のコピー (1)株式会社イノベーター・ジャパンでは、2021年10月から社会保険適用基準を引き下げ、週の所定労働時間が20時間以上のメンバーは社会保険の加入対象になることが決定しました。

パートタイマーの社会保険適用範囲を拡大

株式会社イノベーター・ジャパンは2021年10月1日より、短時間労働者への社会保険適用を拡大します。これまでは週の労働時間が、フルタイム正社員の4分の3(当社の場合は30時間)以上のメンバーが対象でしたが、今後は20時間以上で社会保険の加入対象になります。

本施策の背景

&donutsプロジェクトを運営するイノベーター・ジャパンは、10月1日時点で従業員数は43名のため、『2024年10月までに従業員数の規模により段階的に導入が義務付けられる企業』には該当しません。
しかしながら、事業拡大に伴い積極的に採用活動を進めており、3年後には従業員数が51〜100人となることを見据えています。また、かねてより既存の適用制度では理想の働き方ができないメンバーからの、社会保険の加入要件の改正への期待の声もありました。

現時点では、労使間の合意があれば社会保険適用拡大は可能です。そこで、専門的な知識を有するメンバーが中心となり、バックオフィスチームが労使間の協議を進めてきました。

あああああimage1厚生労働省.社会保険適用拡大サイト「対象企業」.https://www.mhlw.go.jp/tekiyoukakudai/jigyonushi(参照2021/10/7)より画像引用

時間の枠に縛られずに働き方を選択できる環境を会社があと押し

短時間労働者が社会保険に加入することで、会社側の負担は大きくなります。しかし、共働き世帯の増加や介護世帯の家族の在り方の多様化などの社会状況に合わせて働き方にも多様性を求めるニーズの広がっていること、また、『メンバーの成長を促進する』という会社の方針により、約3年前倒しでの導入に至りました。

現在、&donutsでは、働く日数や時間は個人の希望に合わせてシフト制となっており、業務が滞ることがないようチームで調整をしています。柔軟に働ける環境はありながら、一方で税金や社会保険の負担を考慮して本当に望む労働時間通りに働けない実情がありました。例えば、扶養内で働いていたメンバーが成果を上げて昇給した場合に、同様の時間で働くと扶養枠を超えてしまう。でも週30時間以上の勤務は難しい、という悩みはよく聞かれました。 

今回の決定を受け、現在週30時間で働くあるメンバーは「小学校へ通う子どもの下校時間に合わせて週24時間に減らしたい。今よりも仕事と生活のバランスがとれ、安心して仕事を続けられる」と言います。

&donutsは『個々のキャリアアッププラットフォーム』

&donutsプロジェクトは、出産や子育て、介護など働き方に制限があっても、積み上げてきたキャリアやポテンシャルを活かしたキャリアアップができるプラットフォームです。社会保険に加入することは経済的な自立や、将来受給できる年金の増額や病気やけがをした際の保障を充実させることにもつながります。制度の理解を深めるため、9月には社会保険労務士を講師に招き、社会保険制度の基本や適用拡大による変更点を学ぶ勉強会も実施されました。

&donutsの働き方の土台にあるのは、「自分がどのような人生を歩みたいのか」「どういう働き方をし、何を実現したいのか」という個々のWill(理想や夢)。&donutsというプラットフォームを活用して、個々がスキルアップや成長、自身が思い描くキャリアやライフスタイルを追求していますが、今回の決定により会社がそれを支援する姿勢を知ることができ、メンバーのモチベーションアップにもつながりました。

労使合意を進めたメンバーは、「時間の枠にとらわれず、自己成長やより自分らしい働き方を選択できる機会となれば」と語ります。これにより、当社のミッションである「人の可能性を最大限に引き出しウェルビーイングな社会を実現する」をこれまで以上に体現できると考えております。これからも株式会社イノベーター・ジャパン、および&donutsプロジェクトをよろしくお願いいたします。

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