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Webデザイナー対談 前編:経歴と仕事内容、組織について

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Innovator Japan Editors

Innovator Japanと同社が運営する職住近接プロジェクト「&donuts」のWebデザイナーの女性陣で、経歴や入社のきっかけ、仕事内容、Webデザイナーについて、スキルアップの方法や今後やりたい事などを対談しました。

前編・後編にて、ご紹介いたします。

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バックグラウンドが様々なメンバー

Innovator Japan OMOSAN編集長 Hami:普段中々お聞きできなかったことを今回お聞きしたいなと思っています。

こちらに入社するまで、皆さんどのような経歴がありますか?私は大学卒業後ホテル業界に就職し、その後デザイナーの仕事に興味を持つようになり、Innovator Japanに入社しました。

&donuts 相澤:ホテル業界からWebデザイナーに、中々ない異業種からの転職ですよね!Hamiさんの「ホテルとデザイン」という記事を読んで、HamiさんのUXに対する取り組みやサービス精神は、ホテル業界のご経験があってこそなんだなぁと思っていました。

私は、新卒でアパレル業界で総務・営業を経験後、IT業界で働きたいと思い転職しました。ECサイト・商社・シンクタンク・音楽業界・自動車関連・教育関連など様々な会社でWebデザイン・コーディング・デザインディレクションをしてきました。

&donuts 向井田:私は大学卒業後、SEとして就職しました。コーディングの楽しさ・苦しさ、納期ギリギリの徹夜、お客様の要望が形になったときの喜び、たくさんのことを経験しました。その後、結婚・出産、育児のため退職。それから数年、専業主婦をしていました。下の子が幼稚園に入るタイミングで自分の時間ができるようになり、またプログラミングしたい!と応募した会社で、ちょうど人手が足りなかったHTMLコーダーとして働くことになりました。

&donuts シマッツ:大学を卒業後、Webの制作会社に就職し、エンタメサイトやECサイトなど、様々なサイトの制作経験を積みましたが、子供の頃からの夢だった「漫画家になる」を実現するために、28歳で会社を辞め、1年間引きこもって漫画賞に応募するための漫画を描きました。それが運よく賞をいただき、アシスタントを経てプロとしてデビューをする事になりました。商業紙で連載を取るのは非常に難しく、連載の準備期間はWebの業界に戻り、Webデザイナーとして働いていました。

Innovator Japan / &donutsにジョインしたきっかけや決め手

Hami:皆さん、様々な異なる経歴をお持ちですね。得意分野もそれぞれあり、心強いですね。

&donutsへの入社のきっかけや決め手は、何ですか?私のInnovator Japanへの入社の決め手は、面談でお話したときにとても人が温かく魅力的に感じたことです。また自社プロダクトを開発してる点やデンマークにも拠点があり、海外にも目を向けている組織だという点です。

相澤:自社プロダクトのファイル転送サービスtenpu、クリエイターに支持されていて好調ですよね。

&donutsへの入社のきっかけは、前回投稿した記事でも書いたのですが、娘が1歳で保育園の入園が決まり「経験を生かして復職したいけれど、育児をしながらWeb制作の仕事ができるのか?」という疑問から始まりました。住まいから近い所でWebデザイナーの仕事を探し、運良く&donutsの求人を見つけ、&donutsの理念にも共感したのが応募のきっかけです。とにかく自分が住む湘南が大好きなので、湘南地域でも仕事を通しての繋がりを持ちたいと思ったのも決め手の一つです。

向井田:私も相澤さんと同じで、自宅近くでWeb制作のお仕事を探していました。&donutsは、育児と両立しながら働きやすい環境と、メンバーが和気あいあいと楽しそうに仕事をしていたのが印象的でした。これまでHTMLコーダーとして仕事をしていましたが、ずっと憧れていたWebデザインにチャレンジできる環境があることも大きかったです

シマッツ:私は、海外へ移住する事となり、フルリモートで働ける会社を探していた際、&donutsの求人を拝見し、応募しました。他にも何社かリモートワークの求人を出しているところはありましたが、海外からとなると難しいという会社がほとんどでした。

相澤:&donutsは、サスティナブルな働き方を実現していて、メンバーもそれぞれのライフスタイルを大事にしながら働けています。このコロナ禍になって早い段階で、オフィス勤務がベースのメンバーシップ・スタイル、フルリモート可能なジョブ・スタイルがすぐに導入されたり、メンバーの働きやすさを尊重してもらえる柔軟な組織です。ジョブ・スタイルができたことで、全国採用が始まりました。シマッツさんを始め、海外や関東圏以外にお住まいのメンバーがジョインし、更に活気が増しています。

Innovator Japanと&donutsってどんな組織?

Hami:素晴らしいですね。Innovator Japanの方も、在宅勤務ができていてWebデザイナーとして働きやすくなりました。

では、Innovator Japanや&donutsは、どのような組織だと思いますか?私は、メンバーが一人一人、目的や課題意識をもって自走できている組織だと思っています。あとはアウトドアが好きな人が多く、仕事もプライベートも大切にできている人が多いと思います。

相澤:そうですね!私もアウトドア大好きなのですが、アウトドア好きな方が多くて、情報交換したりも。とにかく個性が豊かで、専門知識豊富な方が在籍しています。自分が所属している&donutsは、誰もがしっかり主体性を持って仕事に取り組んでいて、皆頼れる存在です。そして職種を超えてオールマイティーにこなせる方ばかりです。

向井田:どんな働き方をしたいか意見できるし、意見しやすい組織です。会社からさせられるのではなく、どうしたいのか、どうありたいのか、判断基準は自分で持っていられるのが、自分に合っていると思います。Innovator Japanの印象は、個性的なプロ集団。知識が豊富な方が多いので、一緒に仕事をしながら学ばせてもらっています。

シマッツ:一人一人が自律して働いている組織だと思いました。それから、皆さんとても親切で優く、サポート体制がしっかりしているので、完全なフルリモートでも全く不安がないところが素晴らしい!と思いました。

相澤:シマッツさんのようにジョブ・スタイルで地方や海外から入社したメンバーは、面接からOff-JT、日常の業務も全てフルリモートで行っています。採用チームの体制もより整い、実際にメンバーに会わずとも、うまく運営できています。もしフルリモートにご不安な求職者の方には、採用チームが綴っているnoteを是非読んでいただきたいです。

そして、実際にこうやってオフィスに集合すると、盛り上がりますね!オンラインでも滞りなく仕事はできていますが、実際に会って話すと、よりチームメンバーとしての繋がりの意識が深まります。

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実際にやっているお仕事について

Hami:いつもの定例ミーティングも、いつも以上に活発な会話ができましたね。

では、入社後の仕事内容は、どのようなことをしていますか?私は、デザインは未経験で入った為、最初はバナー作成から携わらせてもらいました。現在はWebサイトのリニューアルや既存サイトの改修などに関わっています。また最近は、この自社ブログOMOSANの編集長も担当させていただくことになり、記事を書いたりもしています。

相澤:Hamiさん、本当に多種多様な事を担当されていて、とても頼れる存在です。私は、ワイヤー作成・デザイン・コーディングやクリエティブ作成をしています。クライアント案件以外も、 自社のコーポレートサイトやオウンドメディア、SNS、自社サービスなどにも関わっています。

向井田:HTMLコーディング、バナー制作、ワイヤーフレーム作成、shopify構築、shopifyアプリ導入など、様々な業務を担当しています。個人的にはコーディングしている時間が一番好きです。

シマッツ:コーディングやデザイン、画像作成など様々な業務に携わらせていただいております。プロの漫画家をしていたのでイラスト作成が得意で、パンフレットのイラストを書きました。

相澤:一緒の案件に入ることもあれば、それぞれの案件を持っていることもありますね。一緒の案件に入った時は、皆さんと関わっていける楽しさや、それぞれの知識やスキルを集合させてイノベーションに繋がりますね。別の案件に入っているときも、向井田さんが書いた記事のように、レビュー文化で助けられています。

入社後に身についたこと

Hami:そうですね。毎週のデザイナーのミーティングで意見交換できたり、日々Slackで連絡をとっていますね。

入社後、身についたことは何ですか?私は、一番大きく変わった点はプロジェクトを推進するためのコミュニケーション能力だと思います。Innovator Japanでは、職種の領域を越えたコミュニケーションが求められるので、目的や目標に合わせてデザイナー以外の人とどう関わっていくのかを学ぶことができていると感じます。

相澤:私はツールやコーディング方法で、今までの仕事でやったことがなかった事を実践できたり、拠点が離れたメンバーとオンラインでのコミュニケーションのコツをつかめたのも身についたことです。常にチャレンジさせてくれる環境で、取り組み方への意識がとても変わりました。自分がどう動いていくか、主体性を持ってより行動できるようになりました。

向井田:これまで修正ベースのコーディングが多かったのですが、0からコーディングが必要な案件をいくつか経験しました。また、Innovator Japanのフロントエンジニアの方と一緒に担当したコーポレートサイトリニューアルでたくさんレビューをしていただき、汎用性を意識したCSS記述やセマンティックなコーディングをより意識するようになりました。他にも、デザイン知識、shopify知識、GitHubの基礎知識など、様々な業務を担当することで仕事を通してたくさんのinputがあると感じています。

シマッツ:まだまだ、学んでいる最中ですが、GitHubやSourceTreeの使い方、CSSの記述規則のFLOCSS ・BEMなどについて日々勉強中です。

Hami:皆さん、入社してからの間で色々な事を経験してきましたよね。

後編では、Webデザイナーに求められていることや、スキルアップの方法、また今後についてもお聞きしますね。では、後編も是非お読みくださいね。

- 後編につづく -

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