こんにちは、コミュニケーションマネージャーのありぱんこと高尾です。今回は「Knowledge Salad.」で発表した読書論について、エッセイを書いていきます。
突然ですが…
以下のようなお悩みに直面したことはありませんか?
- 本が読めない
- そもそも今の自分に何が必要かわからない
- そもそも文字を読むのが不得手であると感じる
- 本を積んでしまう
- 読みたい本はあるけどつい後回しにしてしまう
- 買うだけで満足してしまう
- 本を読了できない
- 手を付けたはいいけど読みきれない
- 本を読む時間が取れない
今回は、こういった「読書に関するよくある悩み」について、私自身がどのように考えているかについて書いてみようと思います。
「読書」に関するいくつかのヒント
認知特性を知る:適切なインプットの形をまずは理解することが大事
文章を読むことに苦手な感覚がある人にはもっと向いている認知の方法があるかもしれません。
https://www.cogtem.com/services/service-h40/
ここから「本田40式認知特性チェック」というのができます。例えばこんな感じ。私は辞書タイプなので、文字を認識するのが得意なタイプだけど、音や映像はそこまで得意ではない模様。
この結果によって認知特性を把握することで、「勉強方法」「適切なインプット」などについて理解することができます。例えば音声(ラジオ)が得意な人はオーディブルなどの手段を検討してみると良かったり。
▶皆さんも是非やってみてください!
読むべき本について知る:あらゆる方法で本と出会おう
自分が今読むべき本、読みたいと思える本に出会う方法はさまざまあると思います。
- 本屋さんを上から下まで全部歩いてみる
- 池袋ジュンク堂、新宿紀伊國屋書店などがおすすめ
- 図解アカウントなどを見る
- 読書好きの友達に聞く
- 読書コミュニティに入る
自分に合った「本と出会う方法」をジャンルごとに確立できると心が豊かになります(Amazonレコメンドだけだと読む本が偏る…😭)
▶皆さん、どんな方法で新しい本に出会っていますか?
積読について:積読は「偏愛リストである」説
「積読」をネガティブな言葉として使うことも多いと思います(し、私もたくさん積読をしている)が、いくつかのルールを設けたり、自分にとっての位置づけをするなどの工夫によって積読もポジティブに受け止められると思います。
- 積読は自分の興味関心の集積であると捉える
- 積読にする前にさわり/目次だけでも目を通す
- そうすることで「こういうときにこの本を読もう」を頭に入れることが出来る
▶皆さん、積読対策(?)どうしてますか?
読書手法(1人編):自分なりのスタイルを確立すると読書が捗る!
本のジャンルにもよりますが、読み方や読んだ後どうするかなどについても、自分なりのスタイルがあると、読書へのハードルが低くなったり、より有効活用しやすくなると思います。
- まずは目次を読む
- 付箋を付けながら/マーカーを引きながら読む(Kindleなどでも)
- 章ごとにまとめながら読む
- 自分なりの図解をしながら読む
- 印象的な言葉を抜き出してメモする
- 読み終わったらNotionにまとめる(自分用)
- Twitterなどでアウトプットする(#ありぱん読書、みたいにハッシュタグをつけると自分の検索にも役立つ)
- 作者さんと繋がれたりするのでこれはおすすめ
- 本を読む場所を決める(このカフェは読書する場所、みたいな)
このように、自分なりの読書スタイルやルールを決めることで、読書に向き合うことの抵抗感が減るなぁと感じています。
▶皆さんは読書のマイルール、ありますか?
読書手法(複数人編):「絶対読まなきゃいけない本」は人を巻き込むのもアリ
「絶対に読み切りたい!」、「考察が捗りそう!」、「これは長文だ!」、「これは難読本だ!」といったときは他の人の力を借りるのもおすすめです。
- Active Book Dialogue
- 45分程度読んで15分でアウトプットし、スライドなどに1章ずつ分担して要約する、その後議論でだいたい2時間くらい
- ペア読書
- 30分各自同じ本を読書、30分読んだ部分についてディスカッション
- シェア読書
- 45分それぞれが読書、15分感想シェア
といったように、どんな形であれ人を巻き込むことで「締め切り効果で読了できる」「誰かと考察を深めることで1冊のもたらすインプット以上の価値を持つ」などの効果があります!
▶誰かと本を読んだこと、ありますか?それはどんな方法でしたか?
読了について:「読了」を目的にしないことで、本と仲良く
私は元々集中力が続かず「読了まで行きつけない」ことに悩んでいましたが…
- 読了できる本には限りがあると認識する
- 特にビジネス本は読了の必要がない(本の構造を捉え、ちゃんと読むところと流して読むところの軽重をつければ十分)
- 一旦目次をちゃんと読むだけでも良い
- 興味のある章だけでも良い
- あとがきを読んで興味を持ったら読み始めるでも良い
など、とにかくハードルを下げるようになったら、少しずつ本と仲良くなれるようになりました。
読書論について:さまざまな「読書本」があるのでお気に入りを見つけよう
個人的なおすすめをこちらに並べていきます!
- ショーペンハウアー『読書について』(まずはここから)
- 若松 英輔『本を読めなくなった人のための読書論』
- 加藤周一『読書術』
- 三宅 香帆『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(『人生を狂わす名著50』もおすすめ)
- 山口 周『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』
▶皆さんのおすすめの本はありますか?
なぜ人は本を読むのか:この時代にあえて本を読むことの意味は?
YouTubeなど、わかりやすく手に取りやすいインプット手段があるなかで、あえて本を読む意味はなんでしょう。(ChatGPTさんの助言を借りて書いてみました)
- 知識の獲得と学習:特に専門分野
- 創造性と想像力の刺激:名著と言われるものはだいたいこれが優れている印象
- 言語スキルの向上:普段使わない言葉をインプットする機会としても
- ストレスの軽減:小説で現実とパラレルな世界を脳内に構築
- 歴史や文化の理解:歴史や文化を学び、人生をよりよくしていく
- 集中力の向上:ひとつのことに集中する訓練
メディアや技術の進化の結果、情報を得る手段は多様化しており、本を読むだけでなく、オーディオブックやポッドキャストなど、他の形式のコンテンツも有効な学習手段となっています。重要なのは、自分の興味や学習スタイルに合った方法で情報を得ることです。
インプットは人生を豊かにするための手段です。いろんな方法を使い分けて、楽しいインプットライフを送りましょう!
▶皆さんにとっての読書の意味とは?
ご清聴ありがとうございました!