本シリーズでは、イギリスの位置情報広告「Blis」が世界中で導入されている事例を取り上げていきます。
本記事では、イタリアでの取り組みの成功事例を紹介していきます。
ミラノ 2021年6月21日 -
プライバシー・ファースト、ロケーション・パワー型プログラマティック広告のリーディング・パートナーであるBlisは、Henkelの運営するする世界的なDIYブランドである接着剤ブランド、ロックタイト(Loctite)が、Blisのプライバシー・ファースト・アクティベーション製品を使用し、26,000ユーロ以上の売上増を達成したことを発表しました。
特に、今回のキャンペーンでは、消費者に特定のスーパーマーケットへの来店を促すことで、来店率を51%、売上を24.6%と大幅にアップさせることに成功しました。
このキャンペーンにより、4週間で12,500人以上の新規来店者があり、来店率は1.97%となりました。また、これにより、ブランドの認知度を高め、全国の実店舗への来店を促すというキャンペーンの目的を達成することができました。
Blisは独自の技術を用いて、特定のオーディエンスを識別し、これまでDIYショップで見られていた消費者のオーディエンスプールを構築することに注力しました。さらに、リアルタイムターゲティングを使用して、以前に見たことのあるオーディエンスが特定のエリアに近づいたときに、店舗への誘導するCTAでリーチしたのです。
このキャンペーンの売上への影響は、IRI( Information Resources Inc. (IRI) /インフォメーションリソーシズインク/米国)と共同で測定されました。Blisのモバイル・アクティベーションに販売レポートを統合することで、Loctiteはアクティベーション・ファネル全体を測定することが可能になりました。
OMDのデジタルメディアスーパーバイザーであるGiulia Castiglioneは次のようにコメントしています。
パンデミックの結果、家庭でのDIYが急激に増加し、Loctiteが注目を浴びる大きな機会となりました。Loctiteの小売パートナーは通常、消費者が製品について知り、その場で購入できるようにするための重要な役割を担っていますが、Blisのプライバシー・ファースト・アクティベーション製品は、動きが制限されていた時期にブランド認知度を高め、イタリア国内の749軒の厳選されたスーパーマーケットの店舗に足を運ばせるということに役立ちました。
COVID-19は、ブランドやマーケターに多くの課題をもたらしましたが、この間の消費者行動の変化により、いくつかのチャンスも生まれました。Loctiteのように、DIYやホームセンターにまつわる消費者の行動に素早く対応したブランドは、市場シェアの拡大に成功しています。
今回のキャンペーンは、消費者が移動していない時でも位置情報を利用することのメリットを紹介し、素晴らしい結果を生み出した、私たちが協力するための完璧な機会でした
Blisについて
Blisは世界の15億のモバイルデバイスにリーチすることで、世界のトップブランドや代理店が、より多くの消費者とエンゲージメントを構築し、マーケティング効果を最大化できるようサポートする、位置情報広告配信プラットフォームです。位置情報から人の行動をマッピングする独自のテクノロジーを用いて、世界のトップブランドや代理店がグローバルに消費者を把握・リーチしながらエンゲージメントを構築しています。また、特に「ステイホーム」を余儀なくされる現在の環境下において、Blisが蓄積してきた膨大なデータは将来の消費者行動を予測する上で大きな役割を果たします。私達は英国・Blis社と、日本総代理店「Blis Japan」として提携しています。なお、同社のプロダクトは日本初進出です。