こんにちは、CTOの山岡です。このエントリーは「イノベーター・ジャパン Advent Calendar 2020」3日目の記事です。1年経つのはあっという間ですね!(歳かな…)
今年は、コロナ禍にともなって様々な変化がありました。中でも大きかったのは、働き方の変化ではないでしょうか。当社でも、一時期はオフィスを閉鎖、全員がリモートで働く体制を取っていました(2020年12月現在は、出社とリモートのハイブリッドです)。
働き方の変化
私はCTOとしてエンジニアとデザイナーを見ているのですが、元々エンジニアは東京と福岡に、デザイナーは&donutsのメンバーもいるので東京と柏の葉と湘南に、と多拠点で働いていたこともあり、リモートワークへの移行はとてもスムーズでした。
リモートワークをしてみると、いろいろなことに気付きます。まず、いわゆる作業については出社していたときと遜色なく進められることがわかりました。むしろ自宅の方が集中できるという声も上がったぐらいです。
会議については、以前からZoomなどを利用してオンラインで会話することも多かったので、大きくは変わらず。むしろ全員がリモートという状況で、どこかの拠点にいる人たちだけで話が進むことがなくなり、情報の遍在が防げるという意味ではやりやすくなりました。
zassouを始めました
従来、各メンバーと目標やキャリアについて個別に話すための1on1を不定期に実施していました。そのまま続けてもよかったのですが、状況の変化もあり「zassou(ザッソウ、雑談と相談)」という形に変更して今に至ります。
「ザッソウ」についてはソニックガーデンの倉貫さんの記事で初めて知り、まずは真似してみようと1on1を雑談ベースに変えるところから始めました。
参考にしたのは以下の記事たちです。
- 職場の「ホウレンソウ」は時代遅れ、会社は「ザッソウ」で強くなる(倉貫 義人) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
- 「ホウレンソウ」は、もう古い? 結果を出すチームの習慣「ザッソウ」とは (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン
- 「ほぼ日」はなぜ雑談を重視するのか | 組織社会学から見た「ほぼ日」|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
リモートワークだと、時間を非常に効率的に使うようになります。会議は時間通りに始まり、終わったらZoomの画面を閉じる。そうすると、以前だと会議の前や後に皆で話していたような雑談や相談がなくなります。これは意図的にそういう機会を作った方がよさそう、と感じたのです。
相談は相手から聞くという一方的なものでなく、お互いどんな小さなことでも相談できる場にすることを目指しています。「ご相談があるのですが…」といきなり言われるとドキッとします。まだ相談になる前の、相談の種や芽、モヤモヤの段階で雑談に交えるぐらいの感じで話せたらよいなと思います。
雑談は本当に雑談です。最近読んだ本の話をしたり、庭の蜜柑の話をしたり。
ちなみにzassouは、名前から意味をなるべく排除したかったのでローマ字表記にしています。また、一対一で話すだけでなく、何人か組み合わせてやることもあります。同じ職種同士の場合も、エンジニアとデザイナーを組み合わせてやる場合もあります。
今のところ月に一回のペースでやっていますが、リモートワークだとお互いの考え方や状況、パーソナリティーが見えづらくなる部分が多いと感じるので、しばらくは試行錯誤しながら続けてみようかと思っています。
次回予告
さて、「イノベーター・ジャパン Advent Calendar 2020」4日目の担当は人事に留まらない活躍をしている菊池さんです。お楽しみに!